『グリム童話』と『ロマン派の音楽』のお話♪
- nemotoakiko15
- 1 日前
- 読了時間: 2分
お教室を始めて4年半が経ち、生徒さん達がシューマンの作品を取り組むようになってきました。
私自身コンクールやフランスの卒業試験で、シューマンの作品を選曲してきた事もあり、何かとご縁のある作曲家です。
生徒さんとレッスンをする中で、
当時の苦労を思い出しました。
シューマンといえば、ロマン主義の影響を受けた、ロマン派を代表する音楽家。
その頃の私は、ドイツの森に馴染みがなく、森がどんな意味をなしているかを知らなかったり、シューマンの幻や夢が想像し難かったりと本心で演奏する事が出来ませんでした。
その中、理解を深めるヒントと
なったものは、19世紀のロマン主義の運動を学ぶことと、そのロマン派の表現、世界観が濃く反映された
芸術(本、詩や絵画)に触れることでした。
ロマン派の音楽家の中でも、特にシューマンは自身で執筆する程文学や詩を愛していたので
音楽と文学を高次元で融合させて、ファンタジーに満ちた、独自の音楽世界を創り出しました。
そのため、お教室では小学生の生徒さんに『グリム童話やアンデルセン童話集』を読んでみることをお勧めしています。
ロマン主義の芸術に容易に触れることができますし、ヨーロッパの
メルヘンの世界を体感できる物語が沢山まとめられているからです📖


音符をきちんと弾くことも大切な
ことですが、楽譜から作品の背景や感情を汲み取り、それらを表現することがクラシック音楽の楽しさであり、醍醐味だと思います✴︎
現代の小学生は多忙だと思いますが、時には本を読んだり、絵や劇を観たりするのはいかがでしょうか✨
色々な想像を膨らませながら、楽譜と向き合って、その奥の世界を覗いてみませんか♪
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